合気道

開祖の稽古指針

稽古の精神

これらの稽古指針は、合気会本部道場に保存され、開祖・植芝盛平翁の教えとして伝えられてきたものです。単なる技術的な指導にとどまらず、合気道の道を歩むうえで大切にすべき心構え、気づき、そして精神を示しています。

合気道の稽古には一定の形や原則がありますが、実際の状況は常に変化し、予測できないものです。どのような状況においても、落ち着きを保ち、心身の調和を失わず、冷静な判断ができることを目指します。

合気道の稽古における重要な原則の一つは、臍下丹田から呼吸することです。臍下丹田は、へその下およそ二寸に位置する身体の中心です。意識を丹田に集めることで、稽古者は次のことを学びます。

• 気の流れを感じ、それと結びつくこと
• 宇宙の自然なリズムと調和すること
• 心身のバランスを保ち、穏やかな心を育むこと

開祖は厳格な規則を押し付けることを好みませんでした。むしろ、誠実な心で稽古に励み、気づきを養い、継続した稽古の中で培われる正しい判断力を大切にするよう教えました。

合 気 道

開祖の教え

これらの教えは、合気会本部道場に保存され、開祖・植芝盛平翁の教えとして伝えられてきたものであり、今日においても合気道の稽古を導く普遍的な指針となっています。

師の指導に従う

合気道は非常に強い力を持つ武道です。技を行う際には、常に相手の安全に対する責任を忘れてはなりません。そのため、師の教えを真摯に受け止め、力比べに陥ることなく稽古に励むことが大切です。

あらゆる方向への気づきを養う

合気道では、一人で複数の相手に対処することが求められます。そのため、前方だけに意識を向けるのではなく、あらゆる方向からの状況を感じ取り、常に周囲への気づきを養うことが大切です。

楽しみながら稽古する

稽古そのものを楽しめるように、合気道を学びなさい。

精進を重ねて上達を目指す

師が示せるのは、合気道のほんの一端にすぎません。真摯でたゆまぬ稽古を重ねることで、自らその教えを活かす道を見いだし、少しずつ合気道の真髄へと近づいていくのです。

着実に無理なく稽古する

稽古は軽い動きから始め、無理をせず徐々に強度を高めていくことが大切です。このように稽古を続けることで、楽しみながら長く稽古を続けることができ、怪我を防ぎ、年齢を問わず成長し続けることができます。

合気道の精神を守る

合気道は、心身の鍛錬を通して人間性を高めることを目的としています。そのため、学んだ技をいたずらに誇示したり、合気道の精神に反する目的で用いたりしてはなりません。

これらの教えの中で、開祖がとりわけ強調したのは「明るく生き生きとした気持ちで稽古しなさい」ということでした。この精神は、今日においても合気道の稽古を支える大切な礎の一つとなっています。